【お机、拝見しますっ!Vol.4】机がきっかけで、はじめまして!翻訳担当Yさんのお机

Yostarで働く人をデスクと共にお伝えする「お机、拝見しますっ!」。第4回目は運営部で翻訳を行うYさんです。
Yさんは、学生時代に世界でも900万本ほど販売した大ヒットRPGのミュージックビデオを見たことで、「ゲームってこんなことまでできるんだ!」という衝撃を受け、価値観が一変。
その後も都市伝説などのオカルト要素などを取り入れた学園RPGシリーズの音楽やビジュアル、ストーリーなど、そのすべての要素が刺さり、自身の進路に大きく影響を受けたのだそう。ただしここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかったようで…。
今回の「お机、拝見しますっ!」では、机のテーマは自分自身と語るYさんにYostarのチームの雰囲気や業務、自分自身の体験や机のお話を通して聞きました。
「お机、拝見しますっ!」Vol.4
運営部 / 1次翻訳 / Yさん
机がきっかけで、はじめまして

デスクのテーマは自分です。自分が映画のポスターや好きなアーティストのグッズ、ゲーム・漫画・アニメのアイテム、応援しているスポーツチームのグッズ、アクセサリーまで、好きなもので固めています。机が自己紹介の代わりになればと思っています。
実際に机に置いてあるアイテムのおかげで「バンドのどのメンバーが好きなんですか?」と、まだ喋ったことのない別部署の人から声をかけられました(笑)。
改めて机を見渡すと、影響を受けたものや、その当時の心境も思い出します。例えば昔からゲームが好きでプレイしているのですが、学生時代に世界でも900万本ほど販売した大ヒットRPGのミュージックビデオを見たことで、価値観が一変しました。「ゲームってこんなことまでできるんだ」と衝撃を受け、その後、都市伝説などのオカルト要素などを取り入れた学園RPGシリーズの音楽やビジュアル、ストーリーなど、そのすべての要素が刺さりました。進路もイラストを専攻し、ゲーム業界を志すことに。ただ現実は厳しく、最終的には広告業界に就職。エディトリアルデザイナーから、Webデザイナー、最終的にはWebディレクターを務めました。

就業先でも楽しめてはいたものの、とあるRPGをプレイする機会がありました。先に挙げた大ヒットタイトルの前作です。この作品をプレイした時に「やっぱり自分はゲームが作りたかった」と気がつき、「興味ないね」とは絶対に言えなかったんです。そんなことがきっかけで改めてゲーム業界を目指すようになったんです。
そこからゲーム業界で転職先を探していると、ちょうど翻訳とPMのポジションがあって自分の言語力と前職で培ったWebディレクターの経験が両方活かすことができて一石二鳥のポジション。
デザイン職から翻訳職への転職は確かに意外に見えるかもですけど、自分としてはゲーム業界でより自分が成功できるor生き残れる可能性が高い道にシフトチェンジしたというのが、異業種転職の流れです。ゲームのデザインとかイラストレーターは狭き門ですから。
入社前のYostarのイメージは、秋葉原駅を占拠してるんじゃないかというぐらいの多くの広告と、駅前に構えていたYostar OFFICIAL SHOP JR秋葉原駅店。エリア一帯がYostarの運営タイトル一色になっていて、圧倒された記憶があります。
そんな矢先にYostarにいる元同僚から、オファーがあったというのが入社の経緯です。
翻訳チームとしての矜持

Yostarの運営部にて1次翻訳を行っています。 1次翻訳はゲーム内で使用される各言語のテキストを、日本語に翻訳するだけではなく、「日本のユーザーにはどう伝えるべきか?」を常に意識して表現を調整していくのが大きな役割です。ローカライズという工程で、開発元と日本の各チームの橋渡し的な役割も担っています。
開発側から共有されたシナリオに対して、「日本ではこういう言い回しの方が自然だと思う」といった意見を出して、協議・調整を重ねて合意にいたった内容から1次翻訳を行います。
さらに翻訳した内容をリテラチャチームに共有し、より日本語をブラッシュアップした内容がユーザー様の元へ届くという流れです。
ひとつのテキストがユーザーに届くまでに、本当にたくさんの人と工程が関わっていて、チーム全体がそれを理解して動いています。
Yostarは、翻訳やローカライズに対する「姿勢」の部分が大きく異なるんです。企業によっては、ローカライズが後回しにされがちだったり、翻訳の質にそこまで重きを置かないケースも少なくないと思っています。Yostarではその真逆で、テキストひとつひとつに対して非常に高い基準と強いこだわりを持っています。
一概に翻訳としてただ言語を変換するだけでは務まらない、本当に繊細な表現と深い理解が求められる仕事だと思って取り組んでいます。
自分自身がそのクオリティを支える一員であることに、強い誇りを持っていますし、今までの経験が活きている。それと同時に、自分の成長が常に試されている現場でもある、それがYostarに入社して感じたことです。

職場の環境面って給与やオフィスなんかのわかりやすい部分がフォーカスされがちですが、そういった点も好印象でありつつも、自分にとって印象的だったのはやはり「融通のきき方」です。
よくありがちな「マニュアルがなければ進めない」といった空気は薄く、柔軟で効率的な問題解決が自然と行われているのを感じます。これまで様々な業界で働いてきた中で、なんとなく抱えていた「こうじゃなくてもいいのに……」というモヤモヤが、ここでは一切なく、自分の経験や判断が信頼されて、実際に反映される環境にすごくやりがいを感じていますし、成果を出したいと思わせる環境が整っていると思います。
面接の際にも印象に残っているのは、「国籍や文化の違う人たちと、どうコミュニケーションを取っているか」という質問で、グローバル企業なのでこうした文化的な視点でのやり取りや柔軟性は大事にされているんだと感じました。
実際に入社するとすごく働きやすい環境で、社員の自律性に大きく任せてくれているところがあって、良い意味で驚きました。必要以上に管理されることもなく、自分の裁量で動ける範囲が広いので、そのぶん責任感も芽生え、自然と「結果を出そう」と思える空気があるんじゃないかなと。
さらに成果をしっかり見ているので「ストイックさ」と「自由度の高さ」のバランス感覚は、他ではなかなか味わえない魅力だと思います。
Yostarは、ユーザーの皆さんから高い評価をいただいているタイトルを抱えているからこそ、責任の重い仕事でもあります。嬉しい反応をいただけるときはもちろんやりがいを感じますし、逆に厳しいご意見をいただいたときには真摯に受け止め、改善に努めるその積み重ねが、今の評価につながっていると思っています。
その一方で翻訳を含めたローカライズという仕事は、その重要性のわりにあまり目立たず、軽視されてしまうことも少なくない、という想いが自分にはあります。
だからこそ翻訳の価値を実績で示し、この職域が「なくてはならない仕事」として認識されるような存在を目指したいと思っています。

▲Vol.3はデザインもゲーム会社への就職も諦めなかったKさん。今ではCA部のリーダーです▲

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