「ディスプレイ7枚、美少女アバターで会議に出席」 リモートワーク環境から見るYostarの働き方
リモートワークについて社内アンケートを実施していたところ、上記の画像が添付されていました。液晶ディスプレイ6機に、液晶タブレット、計7枚のモニターがあります。VR機器にも繋がっているらしく、出力という点では8系統あるそうです。またリモート会議では「美少女キャラクター」となり参加をしているとも。
今回そんなお話を聞かせてくれたのは、マーケティング部技術チームのKさん。技術チームは3Dを用いたクリエイティブを行っています。例えば「パーミャチ・メルクーリヤとおしゃべりLIVE バレンタインSP」や「アロナちゃんねる」の配信、広告などにおいて、3Dの制作・開発を行っていると言えばわかりやすいのではないでしょうか。
その他最先端の技術に対して様々な研究にも取り組んでいるそうです。
そんな技術チームのKさんと、そのチームマネージャーであるNさんのお話を通して、マーケティング部技術チームの様子とYostarの働き方の一端をお届けします。
Kさん
マーケティング部 技術チーム テクニカルアーティスト。推しはホシノ。
「ディスプレイ7枚で業務効率アップ!」
よろしくお願いいたします。アンケートの添付画像を見て衝撃を受けました。あのディスプレイの数はいったい……(笑)。
よろしくおねがいします。仕事柄、テクスチャの作成やノードの接続、画面に何かを手で書き込む用に液タブが必要だったので、あのような構成になりました。
4Kディスプレイを使ってディスプレイ数を減らす方向もあるのですが、1080pのディスプレイに対してウィンドウをフルで表示させたい派なので、この枚数になりました。
業務の効率も上がりましたよ!
効率アップ、とても気になります。
ライブ映像を作る際の、出力画面、タイムライン編集画面、その他ウィンドウで大きく領域が使えることで効率がアップしています。
また日々の開発でもモデリングツール・ゲームエンジン・プログラミング用エディタ・Slack等が同時に見れるので快適になりました。
あとは空いた画面に「ブルーアーカイブ」のメモリアルロビーを表示しています。
かなりのこだわりですね。どうやって8つもの出力行っているのか気になります。
NVIDIA GeForce RTX 3090とGeForce RTX 3070を2枚使用しています。それぞれのボードには4つづつ出力があるので、これで8つの出力に対応しています。
それだけのスペックがあれば、かなり快適そうです!
PC環境は快適なのですが、先日悲劇が起こりまして。机が……。
机が?
机が重さに耐えきれなくって壊れました。年々前のめりになってきてるなとは感じてたんですが、気のせいではなかった……。
危なっ……。でも無事で何よりです。
まだまだお聞きしたいことがあります。何でも社内のリモート会議に美少女アバターで登場しているとか。とっても面白いのですが、なんでまた?
リモート会議に何となくの殺風景さを感じていました。それを軽減できればなと。
思いついても、導入の煩雑さや周囲の反応など色々なハードルを作ってしまって踏み切れない気がします。
導入に関しては、私自身元々VTuber業界にいたことやVRSNS等で慣れていたため慣れたものです。
メンバーの反応は「アバター可愛いねぇ」「耳モフモフ」なんて言葉をもらいました。
周囲の理解力もある。ボイスも変えているんですか?
ボイスは変えていません。リモート会議で自分の声を変更することによって情報を正しく伝えられないリスクが高いと思ったので。
そのバランス感覚が絶妙ですね。仕事への矜持を感じました。会社によっては、アバターで登場するなんて上長に怒られそうな気もするのですが特にそういったこともなく?
特になかったです。詳しくはマネージャーのNさんに聞いて見ると良いかもしれません。チームのことも聞けますし!
ではNさんに聞いてみます!
本日はありがとうございました。新しい机は頑丈だと良いですね!
「仕事でマイナスにならなければ大丈夫」
Nさん
マーケティング部 技術チーム マネージャー。推しはホシノ、ネル。
Nさん、今日はよろしくお願いいたします。Kさんにお話を聞いていたところ、マーケティング部技術チームは凄く自由な環境に見えてきました。一体どんなチームなんだろうと。
そこでマネージャーのNさんにチームについて伺いたいなと思った次第です。チームの成り立ちってどういったものだったんでしょうか。
よろしくお願いします。当時VRのアプリケーションを開発していたところ、Yostar PicturesがVtuberアプリの開発ができる人を探していたんです。求められるスキルが一致したこともあって入社しました。
その後、 社内で 『アズールレーン』 の3Dキャラクター動画制作等をはじめとして、マーケティング部長に3DCG技術のプロモーション活用を見出して頂きました。
現在はYostarのマーケティング部に移籍しています。
タイトルが増えるに従って人手も必要になり、今ではチームメンバーが20人程度になっています。
3D技術の活路を見出されたことで、チームが大きくなっていったんですね。結果大成功と。
Kさんのお話を聞いたところ、チーム内はかなり自由な気風があるように感じました。あれは意図的なことでしょうか?
チームは意図的に自由にしています。なるべく個々がやりやすい手法で作業をしてもらいたい。もちろん作業効率が下がるなど仕事へのマイナスの影響がある場合は「駄目です」ってちゃんと言います。
端的に言えば、お任せした仕事をこなしてくれていれば、ある程度自由でも良いと思うんです。
では美少女アバターで、リモート会議に登場することなんかも?
もちろんOKです。形式ばった場所では眉をひそめられる行為かもしれないですが、美少女アバターで社内のリモート会議に出ることは、技術チーム内ではマイナスにはならないものとして受け取っています。
Kさんにお話を聞いた時に「声まで加工すると相手にニュアンスが伝わりにくい」といったお話をしていて、仕事への矜持を感じました。
チームメンバーを採用する時には、自由さを求めているということはありますか?
自由さもそうなのですが、多少価値観が違ってもゲームやアニメが好きで、日々楽しく過ごしている人は皆好印象です。
プライベートでは自由な人でも、仕事ではきっちりしている人もいますし。だからチームメンバーは色々な人がいます。
なるほど!チームメンバーはリモートワークが多いですか?
半分以上がリモートワークですね。
マネージャーとして、リモートワークでのやりにくさを感じることはありませんか?
今はないですね。当初はリモートワークという概念が、ほぼなかったせいでの戸惑いはあったと思います。ただもう3年も経ってくると慣れてきました。
文字での情報が足りないと感じれば、音声通話すれば良いですし。技術チームは個人のPCの中だけで完結する仕事が多いので、オフィスでの仕事は必須ではないんです。
家だと仕事に集中できない日などはオフィスに行く必要があるくらいかなと思っています。
技術チームの様子が見えてきました。本日はありがとうございました。
Yostarでは出社、リモートワークのどちらも選択可能です。自分にあった働き方を選べます。オフィス環境は、こちらの記事から御覧ください。